デジタル採点ソフトは、スキャナーで読み取った試験問題をデジタルデータ化した物を自動で採点するソフトのことをいいます。テストの採点作業はこれまでアナログで処理していましたが、これを導入することによって一部ないしは大部分の作業の負担を減らすことができます。現在デジタル採点ソフトのサービスを提供している主要な企業は、21社まで増えています。その企業の販売しているサービスごとに販売価格や細かなシステムの内容は違いますので、じっくり見比べた上で導入するといいでしょう。
デジタル採点ソフトの選び方としては、採点者がどんな使い方をするかによってチェックするポイントが違ってきます。たとえばエクセルといった他のソフトと連携して使いたい方の場合は、読み取りや共有が簡単なソフトで事足ります。これが全て自動化された物では、オーバースペック過ぎて使用しない部分も多数出てしまうはずです。それでは月々の使用料で損をしてしまうことでしょう。
そうならないためにも、まず最初に使い方について教員の間で話し合いを設けるべきでしょう。その際はカスタマイズするレベルまで使いこなせる教員とそうでない教員の間で、なるべく格差が出ないような物を探すのがコツです。そうしなければせっかく購入しても、使いこなせず結局アナログの作業に戻ってしまう教員も出てしまうかもしれません。幸い最近はデジタル採点ソフトのサービスを実施している企業が増えてきましたから、使い方によって選択できる余地も多くなってきています。
そのための試用期間を設けている企業も多数存在しますので、そうした物を活用しながら最適なソフトを探しましょう。